Vol.11 中学受験は親の「エゴ」①

最近腰回りの肉の主張が激しい、ろば日記です。

 

今日は特に何も起きなかったので、これまでの人生を振り返ってみようと思います。

というわけで中学受験の話でも…。

 

1.中学受験は親のエゴ?

僕は愛知県の私立中学を受験しました。というより、「受験させられた」のほうが正しいかもです。

というのも、中学受験ってほとんど親の「エゴ」じゃないですか?(そんなことなかったらすみません)

自分(親)が中学受験をしたから、ご近所さんの子供の多くが中学受験をしているから、などなど。

それが積極的な理由かそうでないかは置いておいて、自分自身の100%自発的な意志によって中学受験をした人ってそう多くはないと思います。

「いや、僕は私は自分で行きたいと思ったから中学受験したんだし」っていう人ももちろんいるとは思いますが、よくよく聞いていくときっかけは親にあったり。

かく言う僕もその一人です。僕の場合は父親が中学受験を経験していて、自分の息子にもってことで小学4年生の僕は事情も聞かされないまま中学受験塾に放り込まれました。

 

2.小学4年生のとき

それまで、学校が終わったら友達と公園で野球、帰ったあとは夕飯ができるまでアニメを観て、そのあともテレビを観たりDSで遊んだりといったよくある小学生坊主の生活をしていた僕にとって週3回、17時から19時まで塾に通うというのは苦痛以外の何物でもなかったです。

しかも、頭がよくないので全く授業についていけず…。「割り算の筆算ってなに?天体の動きとか知らんのだけど」な状態でした。

家に帰ると課せられた大量の宿題をこなさなければならず、親に付き添われながらやりました。

ところがどっこい、大人の親からしたら割り算の筆算がわからないこと自体がわからないのですね(いまの自分もそう、割り算の筆算ができない気持ちが理解できない)。

「なんでこんなこともできんの!」とことあるごとに怒られながら泣く泣く宿題をやらされました。

それまであった遊び中心の生活は一変し、行きたくもない塾に行かされ、「今日公園で野球しようぜ!」と学校で誘われても「ごめん、今日は塾があって…」と断らざるを得ない毎日を送りました。

 

月水土と塾があり、土曜は大規模な校舎で朝9時から週間テストでした。

土日は父親が仕事休みで家にいて、よく土曜日は車で送り迎えをしてくれました。しかしどうしても行きたくない僕は、外で車を用意して待つ親父に反旗を翻し布団にくるんで籠城を仕掛けることもありました。

様子を見に来た父親によって籠城戦はあっさり敗北…。小学4年生の僕はブチギレ親父に一瞬で怯み、身軽な大将は抱えられあっけなく車で連行されました。今でもよく覚えています。

 

本当、毎日がしんどかったです。学校にいるときと塾のない日は楽しかったのですが、塾のある日(月水土)は朝から体がしんどく、憂鬱な日々でした。

塾に行きたくないがために、籠城戦のほかにもいろんな戦を仕掛けました。

嘘か本当かもわからないような症状を訴えて保健室に行って早退を勝ち取ることで塾を休もうとしたり(小学4年生の通知表を見ると早退の多さに今でもびっくりします)、部屋の明かりを消してカーテンも閉めて机上に「今日塾休む」の宣戦布告書を残したり。まあほとんど失敗しして、結局塾送りの刑になったんですけどね。

 

そんなこんなで憂鬱な塾通いの日々、そして一向に上がらない成績。親父は愛知県ではかなり上位の私立中学に通っていて、息子にも同じようにそこへ通わせたかったらしいですが、出来の悪い息子に到底そんな学力はなく…。

決まって模試ではじき出される合格率は20%未満…。周囲の期待が落ちていくのを小学4年生なりにも感じられました。

 

突然訳も分からず放り込まれた「中学受験塾」という存在は、それまで遊び盛りだった僕の生活を一変させました。

今思えば、せめて塾に入れる理由や本人の意思確認くらいはしてほしかったです。

 

ちょちょっと書くつもりだったんですが、思い出すたびにどんどん延びてしまったので何回かに分けて書いていこうと思います。

次は小学5年生編かな?

 

ではまた。

2021.01.14